業界は絞らないほうが良い
学生と話していると
「まだ業界が絞れていなくて…。このままじゃまずいですよね?」
と言われることが多々あります。
むしろ絞るほうがまずいけど???
何で学生は絞りたがるんだろう。君たちオレンジなの?オレンジジュースにでもなりたいの???
現実を理解して絞っているのか?
さて、毎年学生たちから人気の業界といえば。
「食品」「化粧品」「マスコミ」「広告」「出版」「金融」「繊維」「インフラ」などなど。まああげたらきりないですかね。
まあ業界くくりではなくなりますが「メーカー」「商社」「コンサル」もよく耳にします。
一番人気は「食品」でしょうね。
食品でいうと、文系総合職の採用人数は10~20名のところがほとんどです。多くても50人くらいかな。
そんななか、エントリー者数は数万人に及び、エントリーシートは数千人(数万人)から送られてくるんですよ。
そのなかから採用されるのは数十人です。
旧帝大、早慶、一ツ橋、東工大などなど、そうそうたる大学の猛者たちも受けにきます。そんななか数十人ですよ?
キミがとても優秀で、食品大手でも内定が出る素質があるとしても、それにしてもリスキーすぎませんか。
(そもそも食品業界が人気なのは新卒就職活動だけ)
自分に合わない業界だったらどうするのか
自分に合わない業界って、やっぱりありますよ。
どう考えてもお前は商社じゃなくてメーカーだろ!とか。
どう考えてもお前はインフラじゃねぇだろ!とか。
毎年思います。
でもまだ社会に出たこともないし、働いたこともない学生は
そんなこと分からないですよね??
思い込みはやめましょう。
幅広く見ましょう。
見たうえで決めましょう。
最初から思い込むのはやめましょう。
就職活動だけでなく、今後の社会人人生にとってもよくないと思いますよ。
思い込みの激しい人間は仕事のミスも多いですしね。